“高齢者コミュニティ”のさらなる進化を目指して
一般財団法人
日本老人福祉財団
理事長 小口 明彦
日本老人福祉財団は、1973年の創立以来、〈ゆうゆうの里〉の存在意義を、単なるケアビジネスとしてとらえるのではなく、人としての尊厳を大切にして、その人らしく幸せな人生を全うすることができる福祉社会の実現を目的とした「高齢者コミュニティ」として位置付けてきました。
現在、財団を取り巻く事業環境は、介護保険制度の導入や競合する多数の事業者参入、最近の政治経済状況の変化など、50年前の設立時とは全く異なるものとなりました。
しかし、私たち財団が提案してきた高齢者コミュニティの事業は、事業環境が変わっても、色あせるどころか、ますます価値が高まっていると考えております。
私たちは、これからも、入居者の皆様の安心と安全を最優先にして健全な運営をしていくことを基本としていきます。そして、財団サービスの根幹である人材を大切にし、職員一人ひとりの働き甲斐を高めて、仕事を通じて成長することのできる組織を形成し、高齢者コミュニティに暮らす入居者の皆様に質の高いサービスを提供し続けていきたいと考えます。
このことを通じて、私たち財団が提案してきた高齢者コミュニティを、さらに発展させていきたいと考えています。