令和6年7月16日(火)桃山学院大学社会学部ソーシャルデザイン学科 杉原久仁子教授の「生活支援論」にて37名の学生に対し講義を実施いたしました。
今回は、昨年同様「本学部の学生たちに、1~2回生のうちから、介護業界の仕事のやりがいや明るい未来を感じてほしい。“学問”として授業で教えることはできるが、“楽しさを伝える事”については、教育の現場では難しい。実際にサービスを提供している方たちから、“現場”での楽しさややりがいを伝えてほしい。」という、杉原教授の想いを受け企画いたしました。昨年度に引き続き2度目となりました。
当日は、財団職員が大学と〈ゆうゆうの里〉に分かれ、大学の講義室と京都〈ゆうゆうの里〉とはオンラインで結び、施設長、介護、入居者募集、採用担当者の多職種が連携の下、講義を行いました。
講義の前半は、桃山学院大学の講義室で「高齢者を支えるお仕事の紹介」「高齢者とは?」といった業界全体に関しての内容を職員が教壇に立ち伝えました。
後半には、教室と京都〈ゆうゆうの里〉をオンラインで結び、〈ゆうゆうの里〉の入居者が活動的に楽しく過ごされている様子や、ケアサービス課課長から3年目の職員へのインタビューをして、現在の仕事の内容や国家資格取得のメリット、高齢者の暮らしや職員の関わりについて伝えました。
学生の皆さんからは、「今日の講義で、介護施設のイメージがガラッと変わりました。入居者が生き生きとしていて、いままでの授業で見てきた動画とは違った。」「入居者の話聞いて、高齢者施設の印象が変わりました。高齢者施設=高齢者の介護をする施設と考えていましたが、高齢者施設は介護をするだけの施設ではなく、利用者の老後の生活を豊かにする役割もあることが分かりました。」などといった感想がありました。
学生の皆さんに高齢者業界に関心をお持ちいただき、一人でも多くの方がこの業界を志望するきっかけとなれば幸いです。
日本老人福祉財団では、今後も介護・福祉の理解を深める取組みや地域貢献事業に力を入れて取り組んでまいります。