令和6年6月15日（土）大阪人間科学大学 武田ゼミの授業の1つとして5名の学生が京都〈ゆうゆうの里〉の見学に来られました。
午前中は、施設内にあるプールやアスレチックジムなど、ご入居者が活動的に楽しく過ごされている設備の見学や、ケアセンターや診療所、食堂の各所属⻑による仕事紹介と、豚肉と野菜のキムチ炒めのムース食（介護食）の試食会などを実施しました。
午後は、新人職員と中堅職員による座談会を実施し、現在の仕事の内容や高齢者の暮らしや職員の関わりなどをお伝えし、学生の皆さんはメモを取り興味深く話を聞いておられました。
見学後、武田教授より「自立から看取りまでサポートしている大規模な施設で、先輩たちの生の声を聞き、実際の現場を目で見ることで、実習だけでは体験できない介護やケアの形を感じていました。学生は介護領域へ就職するにあたり、学生自身が身体状況についても気にしていますので、ケアへのかかわり方が〈ゆうゆうの里〉には多様にあることを知り安心していたようでした。」との感想をいただきました。
また、令和6年6月19日（水）には、『介護概論Ⅰ』にて53名の学生に対し、大阪人間科学大学の教室と京都〈ゆうゆうの里〉をオンラインで結び、講義を行いました。
施設からの生中継で、〈ゆうゆうの里〉のご入居者が活動的に楽しく過ごされている様子や、ベテラン職員から三年目の職員へのインタビューで、現在の仕事の内容や国家資格取得のメリット、高齢者の暮らしや職員の関わりについて伝えました。
また、ご入居者へのインタビューでは、毎日の過ごし方や生活での喜びや楽しみについてお話をいただきました。
学生の皆さんは、授業では聞くことができない、生の声に興味を持ち、真剣に聞いていらっしゃいました。
講義後には、学生の皆さんから「高齢者業界の明るい展望や高齢者福祉の大切さを知ることができてよかった」「高齢化の社会で一人でも介護に携わる人が必要になると聞いたのでその一人として活躍したい」との感想をいただきました。
学生の皆さんに高齢者業界に関心をお持ちいただき、一人でも多くの方がこの業界を志望するきっかけとなれば幸いです。
日本老人福祉財団では、今後も介護・福祉の理解を深める取組みや地域貢献事業に力を入れて取り組んでいきたいと思います。
