京都〈ゆうゆうの里〉は令和5年7月11日（火）、桃山学院大学社会学部ソーシャルデザイン学科 杉原久仁子教授の『生活支援論』にて、44名の学生に対し、講義を行いました。
当日は、大学の講義室と京都〈ゆうゆうの里〉をオンラインで結び、人事・採用、入居者募集、生活支援・介護、施設長の多職種が連携の下、講義を行いました。
目玉は、施設からの生中継で、〈ゆうゆうの里〉のご入居者が活動的に楽しく過ごされている様子や、ベテラン職員から二年目の職員へのインタビューで、現在の仕事の内容や国家資格取得のメリットを伝えました。学生の皆さんは、初めてご覧になる高齢者の暮らしや職員の関わり、介護の仕事に興味津々で、時に会場からは笑いが起こり、和やかな雰囲気でした。
今回のオンライン講義は「本学部の学生たちに、１～２回生のうちから、介護業界の仕事のやりがいや明るい未来を感じてほしい。“学問”として授業で教えることはできるが、“楽しさを伝える事”については、教育の現場では難しい。実際にサービスを提供している方たちから、“現場”での楽しさややりがいを伝えてほしい。」という杉原教授の熱い想いを伺い、実現した企画です。
講義後には、杉原教授から「実際にサービスを提供している現場の職員が生き生きと楽しそうに働かれていて、どのような思いで入居者に寄り添っているのかが分かった。あまり見る機会のない、施設の様子や職員さんの仕事の様子を見せていただけて、学生たちにとっても有意義な時間になったと思う。今後も〈ゆうゆうの里〉で取り組まれている事業や、例えば、職員の皆さんの“ここだけは自分の中で大事にしている部分”など、現場のリアルな声を届けて欲しい。」との感想をいただきました。
今回のオンライン授業を通じて、学生の皆さんに高齢者業界に関心をお持ちいただき、一人でも多くの方がこの業界を志望するきっかけとなれば幸いです。
日本老人福祉財団では、今後も介護・福祉の理解を深める取り組みや地域貢献事業に力を入れて取り組んでいきたいと思います。
